ミカンのマイケル エピソード６後編

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エピソード５
エピソード６前編




マイケルは一人ぼっちになってしまいました。

マイケル「おにいちゃん・・・お姉ちゃん・・・
ぼくどうすればいいの・・・？」


そこへもちこりんがやってきました。

もちこりん「なんだ、まだ落ち込んでいたんだ」

マイケル「もちこりんは探しに行ってくれないアルか？」

もちこりん「これからクリスマスライブの練習があるから
マイケルも人に頼ってばかりいないで自分で探したら？」

マイケル「ダメアル・・・
ぼく、まだ樹から離れられる大きさじゃないアツ。」

もちこりん「なに甘えたこと言ってんだよ！
それならもっと大きくなればいいじゃないか！
だから天もマイケルを採ってらなかったんだよ！
このままだと七之助とHylAが戻ってきても一緒にいられないよ！」

マイケル「うっ・・・」

もちこりん「それにしても、みんなどうやって七之助とHylAを探すつもりなんだろうね」





ひまわりには秘策がありました。

片っ端からデパートやスーパーの果物売り場でゴスペラーズの『Prisoner of love』を流しました！

時折、おもちゃ売り場のWillに気をとられながらも、

遂に「君を愛して 求め続けて?♪ 」と歌い出すみかんを発見しました！

ひまわり「HylAさん心配しました！」

HylA「めんご、めんご」





エムとPOCO A POCOには秘策がありませんでした。

POCO A POCO「エムさん、どないするん？」

エム「う?ん、弱ったなぁ・・・
仕方ない、地道に一店舗ずつ探して行こう」

エムは貧血気味なのでレバーを食べながら探していました。

七之助「ギャー！！
レバー嫌い、レバー嫌い、レバー嫌い･･･」

エム「あっ、七之助だ」








七之助とHylAがマイケルの元に戻ってきました。

七之助「ただいま、マイケル」

HylA「えっ！？マイケル！！」


そこには見違えるように立派なみかんに成長したマイケルの姿がありました！

エム「これは素晴らしい！
日本・・・いや、世界のどこに出しても恥ずかしくないみかんだ！！」

マイケル「お兄ちゃん、お姉ちゃん、
僕、立派なミカンになったアルね」








クリスマスの夜のことです。

もちこりんのクリスマスライブを楽しそうに聴くミカンがありました。

そのミカンはきっとあの３兄弟かもしれません・・・


完